乳頭が引っ込んで、埋まってしまっている状態を陥没乳頭といい、外見上だけでなく、将来、授乳困難や乳管炎の原因となることがあります。まずは診察にて重症度を分類し、ご希望も加味して術式を決めていきます。当院では、刺激や吸引によって乳頭が出てくる軽度〜中等度の陥没乳頭では、ほとんど切開しない術式を主に選択しておりますので、ご希望のある方はご相談ください。また、引っ張っても乳頭が全く出てこない様な重度の陥没乳頭では切開による治療が必要です。
当院では1mm程度の傷を乳頭の付け根に2〜4カ所つけるだけで治療が可能な陥没乳頭手術を行なっておりますのでご相談ください。
非切開式：両側20分
切開式 ：両側45分
・施術翌日より胸から下のシャワーは可能ですが、2〜3日は創部を濡らさない様にしてください。
・術後１ヶ月は乳頭を圧迫するような下着や服装はお控えください。
・重症度の程度によっては施術後１週間、乳頭を牽引することがあります。
Q. 陥没乳頭手術のリスクを教えてください。
A. 内出血や腫脹、術後疼痛、後戻り、感染、縫合糸膿瘍などです。
Q. 手術をすれば、全例で授乳は可能ですか？
A. 元々陥没乳頭でない方でも授乳困難症になる方もいらっしゃいますので、手術をすれば全例で授乳機能が回復できるわけではありません。
保険診療・3割負担の場合の自己負担額の概算です。初再診料や処方料、薬剤料などの自己負担は含まれておりません。※1割負担の場合はこの約1/3
片側22,050円、両側44,100円です
